
家の完成が近づくにつれ、「外構はあとで考えよう」と思っていた私たち夫婦。
しかし、引き渡し後に外観を眺めてみると、家だけがぽつんと浮いて見えてしまい、外構とのバランスが取れていないことに気づきました。
そこで、建築会社と改めて相談しながら外構計画を進めた結果、家と庭、フェンスなどが見事に調和した、統一感のある住まいに仕上がりました。
植栽で自然な境界を作る
緑が加わるだけで柔らかな印象に
外観に植栽を取り入れると、一気にやさしく自然な印象になります。
私たちはシンボルツリーとして常緑樹を選び、季節ごとに表情を変える下草を組み合わせました。
メンテナンスも計画的に
ただし、樹種によっては落葉や成長速度が異なるため、維持管理も見据えた植栽計画が必要です。
また、植物ですから、どうしても虫がきてしまうものです。
なるべく虫がつきにくい、また、対策があるなど、専門家に相談することで、自分たちのライフスタイルに合った植栽を選ぶことができました。
フェンス・門まわりの材質選び
素材選びで印象が変わる
外構の印象を決めるフェンスや門柱は、素材によって大きく雰囲気が変わります。
私たちは家の外観に合わせ、木調のアルミフェンスを選択。温かみがありながら、メンテナンスの手間が少ないのが魅力でした。
アルミフェンスは汚れがつきにくく、きれいを保つことができます。
これが本物の木だったら、色褪せなど、メンテナンスが大変だったと思います。
高さと透け感も重要
完全に目隠しするのではなく、適度に視線を遮ることで圧迫感を減らす工夫も必要です。
プロのアドバイスで隙間の幅やフェンスの高さを調整し、開放感とプライバシーのバランスが取れました。
アプローチの素材と動線設計
素材の統一感で美しく
アプローチは玄関までの第一印象を決める重要なポイント。
私たちは、外壁と同系色の石材を使い、統一感を持たせました。
滑りにくく、雨の日でも安心して歩けます。
動線は使いやすさ優先で
実際の暮らしを想像しながら、玄関への動線や駐車場との位置関係を考慮しました。
子どもの送迎などもありますし、買い物の荷物を抱えることもあります。
傘をささずとも、ささっと移動できる距離だったり、屋根があるところだと助かります。
設計士の提案で、雨の日でも濡れにくい配置になり、使い勝手も抜群です。
家の外観をより美しく引き立てるには、外構との調和が欠かせません。
植栽やフェンス、アプローチまで含めたトータルのデザインは、やはり建築会社や外構業者などの専門家と一緒に考えることで、初めて満足のいく形になります。
私たちもプロに頼ったことで、家全体に統一感が生まれ、本当に心地よい住まいになりました。