
家族の思いがつまった家づくりの始まり
子どもたちが成長し、これまで住んでいた賃貸住宅が手狭に感じるようになった私たち家族は、新居を建てることを決意しました。娘と息子、そして妻それぞれが「こういう家がいいな」というイメージを持っていたことから、家族みんなの希望を反映できる注文住宅を選ぶことにしました。
私自身は、駐車場の出入りがしやすいこととソーラーパネルの設置が希望で、特に強いこだわりはありませんでしたが、家族は違いました。特に妻は「アイランドキッチンは絶対条件」と言い切るほどのこだわりがあり、外観の美しさにも強い関心を持っていました。
モデルハウス巡りで広がるイメージ
まずは家族で住宅展示場を訪れ、さまざまなモデルハウスを見学して回りました。
- 今どきのトレンドとなっている外観
- 街並みに溶け込むデザイン
- 外観によるコストの違い
- 家族それぞれの好み
これらを一つひとつ確認しながら、写真を撮ったり簡単なスケッチを描いて、建築士との打ち合わせに備えました。注文住宅は自由度が高い反面、言葉だけでは伝わりにくい部分もあるため、具体的なイメージを共有する準備がとても重要でした。
娘は「かわいい家がいい」、息子は「かっこいい見た目がいい」とそれぞれ理想の外観に対する要望があり、家族で話し合うたびに新しい発見がありました。
注文住宅ならではの外観づくり
打ち合わせでは、建築士が私たちの希望を丁寧に聞き取り、図面に落とし込んでくれました。外観のデザインは家の印象を大きく左右する要素であり、家族のこだわりをどう実現するかが大きな課題でした。
- 妻の希望:ヨーロッパの民家風の外観と、外から見ても映える玄関まわり
- 子どもたちの希望:個性的で目立つデザイン
- 私の希望:駐車しやすい設計と太陽光発電の設置
駐輪場も、息子のアイディアで「秘密基地風」のデザインに。結果的に、家族全員の意見を盛り込んだ図面が完成するまでに約2カ月かかりましたが、この期間は家族にとってとても充実した時間でした。
注文住宅ならではの柔軟さがあったからこそ、希望を詰め込むことができたと感じています。
家族の思いを形にするならプロの力を借りよう
注文住宅での家づくりは、家族全員の「こうしたい!」を叶える貴重な機会です。私たちの場合、外観ひとつとっても家族それぞれの理想があり、それを形にするプロセスがとても楽しく、意味のある時間になりました。
とはいえ、すべての希望を実現するには予算や技術面の制約もあります。だからこそ、建築士や専門家としっかり相談しながら、優先順位をつけて進めることが大切だと実感しました。
これから新築を検討されている方には、予算の許す範囲でぜひ注文住宅を検討されることをおすすめします。家族の思いが形になっていく過程は、きっと一生の思い出になりますよ。