「この家、春になると一段と映えるね」
そんな言葉をいただいたのは、新居に引っ越して初めての春。
私は在宅している時間が長かったので、季節の花々や、飾りなど、季節感を意識した外観を目指して家づくりをしました。
住宅の外観に、四季を楽しむ工夫を盛り込むことで、暮らしに彩りが加わると実感しています。
今回はそんな外観設計の工夫について、実体験を交えてご紹介します。
春の訪れを感じさせる植栽と外構
花と緑が調和する玄関周り
外観の印象を大きく左右するのが植栽です。
我が家では、春に咲くモクレンやアジサイなどを玄関周辺に配置し、訪れる人が季節の変化を感じられる工夫をしました。
建築会社の外構担当者に相談することで、日当たりや育てやすさも踏まえた提案を受けられ、とても助かりました。
季節を通して楽しめる設計
春だけでなく、夏は新緑、秋は紅葉、冬は常緑樹と四季を通じて変化する外観を意識。
プロに相談しながら植える樹種を選んだことで、どの季節も外観が魅力的に保たれています。
色彩と素材で演出する「季節の空気感」
光と影を演出する素材選び
外壁には、季節ごとの太陽の光を受けて陰影が出やすい塗り壁素材を採用。
特に春や秋の柔らかな日差しの下では、家全体が温かみのある雰囲気に包まれます。
建築士の方から、「季節の光を活かすには質感が重要」と教えていただき、なるほどと納得しました。
外観の色で季節に寄り添う
外観のベースカラーには、自然の風景と馴染みやすいアースカラーを選びました。
季節の変化によって周囲の風景が変わっても、調和が取れる点が大きなメリット。
プロのアドバイスで、季節の中でも浮かない色合いを見つけることができました。
季節行事との調和で暮らしが豊かに
外観を活かした飾り付け
春の桜モチーフのリース、夏の風鈴、秋のハロウィンデコレーション、冬のイルミネーションなど、季節の行事に合わせて外観を演出するのも楽しみの一つ。
我が家では外観がシンプルな分、行事ごとの装飾が引き立ちやすくなっています。
子どもたちや、近所の方にも、喜んでもらっています。
家族の思い出と共に育つ家
子どもたちと一緒に四季を感じられる家は、暮らしの中で自然と季節を意識する習慣を育ててくれます。
一緒に水やりをして植物を育てたり、道路に面した部分に飾りつけをしたり、、、一軒家だからこその楽しみだと思います。
新築時に外観に季節感を盛り込んだおかげで、家族の思い出もより豊かになりました。
締めくくり
外観に季節感を取り入れることは、日常に彩りと心地よさを与える工夫です。
単なるデザイン性ではなく、暮らしをより楽しく、家族の記憶に残る空間にするために、外観の工夫は欠かせません。
専門家と相談しながら、ぜひ四季を感じられる住まいづくりを検討してみてください。
私は草いじりなどが好きですが、あまり好きではない方は、年に数回、庭師さんに手入れを依頼することになると思います。
それでも、植物がある外観は美しく、心を豊かにしてくれると思います。