新築を計画するうえで大事にしたこと、それは、家族の安心できる【私達の家】にすること。
帰り道で娘が、「この家を見ると、安心する」と言った時、外観にこだわってよかったと思いました。
家族が安心して帰ってこれるような、心が安らぐ外観を目指して設計を進めました。
今回は、心理的な快適さに着目した外観つくりについてご紹介します。
色彩がもたらす心理的効果
穏やかな色は心を落ち着ける
外壁や屋根の色は、見る人の心理に大きな影響を与えます。
ベージュ、グレージュ、淡いグリーンなどのアースカラー系は、緊張を和らげ、安心感を生む効果があります。
私たちは落ち着いたグレージュを選び、外観に自然なやさしさを取り入れました。
建築士の提案で色の印象を比較
建築会社では、色の見え方を実際の光環境で比較できるシミュレーションを行ってくれました。
太陽の光や時間帯で色の印象が変わることを踏まえて、常にやさしく見える色味を選ぶことができました。
形とバランスが与える安心感
優しい曲線が心理的な安定をもたらす
角ばったシャープな外観も人気ですが、曲線を取り入れることで心に余裕を生む効果があります。
我が家では、屋根の一部や玄関まわりにアーチを取り入れ、柔らかな印象を演出しました。
訪れる人も自然と笑顔になる空間になりました。
配置バランスで感じる安心
建築会社の設計士が「視覚的な安定感は心理的な安定にもつながります」とアドバイスしてくれたことから、バランスにもこだわりました。
窓の大きさや配置、玄関やポーチの奥行きなど、バランスの取れた外観は無意識に安心感を与えます。
「帰りたくなる外観」の演出方法
家族にとっての“シンボル”を取り入れる
家族それぞれが「我が家らしい」と感じられるポイントを設けることで、自分の家に愛着を持ち、安心できる場所になります。
私たちは、子どもたちの好きな木をシンボルツリーに選び、玄関前に植えました。
夜の印象も心に残る外観へ
夜の帰宅時に優しく迎えてくれる間接照明や植栽ライトの配置も、心理的に重要なポイントです。
明るすぎない、穏やかな光の演出で、家族がほっとできる外観を演出できました。
住む人に寄り添う家
外観は、ただ人目を引くデザインを目指すだけではなく、住む人の心に寄り添う空間であることが大切です。
色、形、光などがもたらす心理的な効果を活かすことで、「帰ってきてホッとする家」を実現できます。
建築会社のプロと一緒に、“心が休まる外観づくり”を考えてみてください。